こんにちは、アルタロトです
僕の大好きなV系ロックバンドのDIR EN GREYの6thアルバム「THE MARROW OF A BONE」を全曲レビューします!
THE MARROW OF A BONEの全体的な印象
前作「Withering to death.」では「VULGAR」で見せたヘヴィさは保ちつつもメロディアスでキャッチーな曲が多く、正統派ロックの方向に舵を切った楽曲が多いが、DIR EN GREYらしさもあり、今までの最高傑作として呼び声高かった
今作「THE MARROW OF A BONE」ではダークでヘヴィな楽曲が中心でキャッチーな曲は少なく、海外のメタルバンドを意識したような英語でシャウトする勢いのある曲が多い。その反面、DIR EN GREYが持つメロディーの良さが薄れているので賛否両論なアルバムである
今作でも京は進化しており、最高音はhiF#になり、ホイッスルボイスも使えるようになった。また地声の声質が変わり、男らしい太い声になった
勢いの良い楽曲が多いのでライブの定番曲も多く、「ライブに参加したい!」と考えている人には必聴のアルバムです
蛇足ですが、筆者が初めて購入したDIR EN GREYのCDがこのアルバムなので思い入れがあります。そこからDIR EN GREYにドハマりしたので、当時の僕を褒めてやりたいですw
THE MARROW OF A BONE全曲レビュー
CONCEIVED SORROW
ダークで退廃的なバラード
優しく歌うメロディー、張り上げて歌うハイトーンなサビの対比
その歌声はどこか哀しさを感じさせる
ラストの張り上げて出したhiF#は圧巻
ハイトーンでのロングトーンが多く、最高音も高いのでカラオケ好きな人は挑戦してみてください
え?僕ですか?もちろん歌えますよ。なおクオリティはお察しください
LIE BURIED WITH A VENGEANCE
一変してノリの良いメタルなナンバー
ラストの「ホワアアアアアアア」というホイッスルボイスと「Fuck」連呼が印象的
THE FATAL BELIEVER
キャッチーとヘヴィネスを上手く融合したナンバー
イントロが若干、前作収録の「Spilled Milk」に似ている
この曲はDIR EN GREYらしさがあり、カッコイイので好きです。こういう曲が多ければ、このアルバムの評価ももっと高かったんじゃないかな
サビの歌詞が「そうさ此処に深く深く重く」となってますが、実際は「そうさ此処に深く重く 今」と謳っています
AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
疾走感のあるシャウトナンバー
「意味なく生姜を新発売 いらんかーい」などの空耳がニコニコ動画で有名ですw
後のアルバム「UROBOROS」以降ではシャウト部分をグロウル、ホイッスルに変えて歌うようになり、より凶悪になりました。その模様はUROBOROS武道館ライブなどで見れます
またピアノアレンジをしたUNPLUGGEDバージョンが「GLASS SKIN」に収録されていますが、京が終始狂ったようなシャウト、ホイッスルを出しており、必聴です
ライブDVDの「THE ROSE TRIMS AGAIN」にも収録されています
GRIEF
ミドルテンポで和を感じさせるギターリフが印象的
ホラー映画の悲鳴のようなホイッスルボイス、何を言っているのか分からないようなシャウトと京がキレまくり。日本語の多い歌詞だが、全然聞き取れないし、日本語に聞こえない。そういう意味ではマキシマムザホルモンに似てるかも
凌辱の雨
メロディー、フレーズが素晴らしくて好きです
「内に秘めた怒り」と「絶望感」、この二つに尽きる
hiFのシャウトは圧巻
「アナタニハスクエナイ」がアルバムだとファルセットではないのが残念
あそこはシングルの綺麗なファルセットの方が好みだなー
DISABLED COMPLEXES
静かな曲と思わせて、途中から暴れだすという良い意味で裏切られる曲
ラストにサイコキラーを連呼しているが、キーが高くて京の進化を感じる
ROTTING ROOT
一定のリズムで進むダウナーなシャウト曲
何気にホイッスルボイスの最高音hihihiG#を出してます
艶かしき安息、躊躇いに微笑み
クリーン中心の静かな曲
メロディーが綺麗すぎる
サビになると一気にハイトーンになる。京は本当に上手くなったなあ
ラストの叫びとハイトーンが凄い
THE PLEDGE
クリーンのみのストレートな歌モノ
サビはお得意のハイトーンで平均音が高く、DIR EN GREYの曲の中でもかなり高い方
最高音のhiF#をかなり綺麗に出していて、「よく独学でここまで上手くなるなあ」と感心します
REPETITION OF HATRED
勢いのあるメタルな曲
色んな声を出していて面白い
上手く洋楽メタルとDIR EN GREYらしさを融合しており、激しくもキャッチーで聞きやすい
ライブではホイッスルボイスを出すアレンジをすることがある。その模様は以下のライブDVDで見られます
THE DEEPER VILENESS
「AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS」と似た、疾走感のあるシャウト曲
この曲でもシャウト交じりのホイッスルボイスが炸裂しています
いまいちノリにくいのでアルバムの中では地味に感じる
CLEVER SLEAZOID
「朔-saku-」の後に出したこともあり、その流れを汲んだシャウト系のキャッチーな曲
シングルverよりも重厚感が強く、京の声も力強くなっている
ニコニコ動画で「世界は貰う」、「皿うどんくださーい」などの空耳が有名
おすすめの曲、お気に入り曲
- THE FATAL BELIEVER
- THE PLEDGE
- CLEVER SLEAZOID
キャッチーとヘヴィネスを上手く融合した「THE FATAL BELIEVER」
ストレートな歌モノの「THE PLEDGE」
シャウト曲だけどキャッチ―で聞きやすい「CLEVER SLEAZOID」の3曲です
THE MARROW OF A BONEのPV集とライブビデオ
AVERAGE BLASPHEMY
THE MARROW OF A BONE~UROBOROSまでの楽曲のPV集です
A KNOT OF
Withering to death.~THE MARROW OF A BONEまでのライブ全15公演の模様を収録したライブDVDです